2016年6月21日火曜日

やっと使われて:舞妓さんの劇場に


 千秋公園の入口に位置する旧割烹 松下は、長らく使われることなく廃墟のような状態でしたが、最近ようやく使われ始めました。


 ずいぶん、小ぎれいになりました。看板は見当たらないようですが、先週の金曜日 6月17日に「あきた文化産業施設 松下」という施設として開業しました。

 秋田の川反という飲み屋街に昔実在した、川反芸者を元に、あきた舞妓という存在を近年創りだした女性がいて、そのあきた舞妓の拠点となる劇場と、カフェや日本酒バーを併設した複合施設としての開業です。

 リノベーションという最近よく目にする言葉で説明されていましたが、たぶん改装再利用ということなのでしょう。日本語で言ってくれたほうが、私にはわかりやすくてありがたいですね。



 我が家からは、最短距離のコースだと歩いて2〜3分のところにあります。舞妓劇場は予約が必要だというし、日本酒バーもそれほど興味がないので、まずは朝からやっているカフェに散歩のついでに寄ってみました。崩れかけていたところが、「松下茶寮」という名のカフェになり、すっかりきれいになっていて、近所に住む者としてもうれしいことです。

 営業時間は、朝7時から夕方6時まで。メニューは抹茶やラテ系などいくつかありましたが、その中で珈琲の 深煎り・中煎り・浅煎り の3種類を飲もうと思って、3回行ってきました。

 それぞれ、あっさりとした飲みやすい珈琲で、深煎りでも酸味が残っているくらいでした。フレンチローストと書かれていたような気がしますが、もっと浅い感じでしょうか。エスプレッソマシンもあるそうなので、わざと深煎りも浅めにしているのでしょうかね。

 量はたっぷりで1杯500円ですが、散歩のついでに飲むには少々値段が高めですね。私にとっては、しょっちゅう利用できる値段ではありません。でも、他のお客さんがいなくて一人だけで珈琲を飲んでいると、公園を独り占めしてくつろいでいるような、とても贅沢をしているような気分になって、気持ちよかったです。ガラス越しに見る公園は、ちょっと違う場所のように感じられました。おすすめです。平日の朝が狙い目だと思います。

 ただ、残念なのはコーヒー豆の仕入先は東京の業者さんとのことでした。運営会社が公開している公式サイトを拝見すると、秋田の魅力を紹介するのが事業の根本にあるようで、日本酒バーでは、秋田県内の全酒蔵の酒を扱っているそうです。珈琲でも事業の筋を通して、秋田の珈琲屋さんの豆を使って欲しかったですね。




 旧割烹 松下の建物は、細長く奥行きがあるのですが、今回秋田舞妓の劇場として使うのは、手前の玄関側の半分だけのようです。上の画像が奥半分といった建物なのですが、こちらは別の施設になるそうです。

 こちらの建物は屋根の葺き替えがまだなので 、開業までには葺き替えるか、せめて清掃を行なって欲しいですね。上から見ると、屋根がいまひとつ美しくないのが、何年も気になっています。

 塀の中を覗いてみると、庭になっていて池がありました。池にはモリアオガエルの卵がたくさんあって驚きました。小学生の野外観察授業にでも使わせてあげたいなと思いました。

 ついでにですが、画像に写っている電柱が邪魔ですね。公園内の電線は、全て地中に埋設して欲しいです。城跡公園の責務ですね。それと、進入禁止の看板も、もうすこし風情の感じられるデザインのものに変更して欲しいですね。

 もうひとつついでに、今の季節は良いのですが、冬季になるとこの施設まで登って来る坂は、人も車も通るのが大変になりますので、少々心配です。ぜひ融雪設備を導入して欲しいですね。



 カフェの前にひっそりと生えていたキノコです。名前はわからないけど、ちょっとかわいらしい。