2015年8月6日木曜日

古いジグザグミシン


ジグザグミシン 直線縫いとジグザグ縫いができる
いかにも機械という顔つきがいい

丸善ミシンのジャガーブランド
いまは 社名・ブランド名ともジャガーになっている

1952年に 丸善ミシンは
ジグザグミシンを国内で最初に作ったと
ジャガーミシンの公式サイトに書かれていた
このミシンもそれなりに古いものだと思われる

押え金は 一般的な家庭用のサイズではなく
工業用のサイズなので
ジグザグの押え金は 入手しにくそうだ

垂直釜で 左からボビンケースを入れる構造のミシン
現在の主なミシンとは違い
このタイプは外釜ごと釜が左右に動く

縫い目調節レバーの上の 三角形のレバーは何か?
画像を見て気になった人もいるかもしれない
これは 針基線の変更を無段階操作にするためのレバー
針基線を手で操作しながら縫い
縫い目を自分で工夫できるという機能だと思われる

難易度がたいへん高い技だと思われるが
オートになる前のジグザグミシンの時代には
使う側にも強者がいたに違いない


上から中を覗いてみると
内部は意外とスッキリしていている
針の振り幅を調節する機構が一目でわかる


針棒を左右に振るための棒が こんなところに
機種によって この部品の位置や形状には違いが大きい

釜がスライドするミシンは
針棒を振る機構にも特徴があり
たいていは押さえ棒を中心にわずかに弧を描いて動く
そのため 針板の針穴も湾曲している

針棒は垂直のまま動く構造で
振り幅を0にした時の針棒の遊びは小さく
直線縫いの時に 針棒が比較的安定している
もちろん縫い目もいい


下から見ると 釜をスライドさせる機構がわかる
釜をスライドさせる機種の欠点は
ジグザグ縫いの時の振動が大きいということ
高速になると 大きな振動に驚く
このようなミシンが姿を消していった
原因の一つと思われる

釜スライド式の もうひとつの欠点と思われるのは
ジグザグの縫い目が やや不安定になりやすいこと
釜と針の位置関係のためなのか
細かい縫い目になると 左右の縫い目が揃いにくい印象がある

ただし 数機種の釜スライド式を試した中に
細かいジグザグ縫いでも安定した縫い目のものがあった
それがどうしてなのかは わからない


こちらは ハッピーのジグザグミシン
デザインも色も どこか懐かしい感じがする
スマートなデザインながら ずっしりと重い

ハッピーミシンは 山形のミシンメーカー
業務用の刺繍機などの専用機などでも定評があり
ミシン以外の精密機器も手がける

現在は 国内でシンガーミシンを販売する
シンガーハッピージャパンとして有名かもしれない


上から見ると カムを入れられる構造になっているが
カムは残っていないので 様々な縫い目が可能だったのか
あるいは ブラインドステッチ程度だったのか
詳細はわからない

左右に長く伸び 途中で屈曲している銀色の部品は
針棒を左右に振るための部品


下から見ると
ジャガーとは少し違う構造で 釜を左右に動かすようだ
この釜を動かす機構や 針棒を動かす機構の性能が良いのか
このミシンはジグザグでの振動が 比較的抑えられている
ジグザグの縫い目は少し乱れる傾向があるが
十分に実用性のあるミシン

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ミシンについて何度か書いたが
連続で書くのは今回で終わり
機会があれば またいつか

何台もさわってみたけど
昔のミシンは おもしろかった